PENTAXのカメラが出力する拡張子PEFのRAWデータは、私が使っているPaintShop Pro2018というレタッチソフトで読み込むことができるので、お気に入りの被写体はRAWで撮って現像しています。

RAWで撮ることのメリットは、

①RGBの各チャンネルごとに14Bitの情報量を持つことができる。
②非可逆圧縮されていないので情報が失われていない。


ということでしょう。一方JPEGは、

①各チャンネルごとに 8Bitの情報しか持つことができないので情報の一部が失われている。
②通常非可逆圧縮されているので情報の一部が失われている。


の点でRAWに比べて不利ですが、ファイルサイズを小さくできるので、JPEGで撮る方は多いと思います。私も特に気に入った被写体以外は通常JPEGで撮ります。っていうか、PENTAXのカスタムイメージが優秀で、RAW現像で再現することができないので (^^;

JPEGで撮った写真であっても、もう少し明るくしたいとか、レタッチしたいことがあります。しかしそのままレタッチして、JPEGで保存すると確実に前より品質が悪くなります。

どんなに頑張っても元の品質よりは悪くなるのですが、なるべく劣化を小さくするために私が最近行っている方法は、読み込んだJPEGデータの情報量をソフト内部で各チャンネル8Bitから16Bitに増色することです。

増色はソフト内部で処理をする際のレンジの拡張で、そのメリットはレタッチ中の劣化を極力防ぐことにあります。増色したからといって画質が良くなるわけではありませんよ。

レタッチが終わったらJPEGファイルに戻すのですが、オリジナルから名前を変えて保存することが重要です。出来たら許容できる範囲で圧縮レベルをなるべく小さく(品質を良く)してください。
画像4

私が使っているPaintShop Pro2018では、ロスレスエンコーディングが選択できます。特にストックフォトに投稿する場合では、ダウンロードした方がさらにレタッチする可能性があることに配慮したほうが良いでしょう。

ちなみにPaintShop Pro2018には、JPEG劣化の除去という機能がありますが、これは失われた情報を疑似的に補完しているだけです。劣化前の元の情報が復元されるわけではありません。

PaintShop Pro2018はメジャーなソフトではないので、皆さんの参考にはならないかもしれませんが、お役に立てれば幸いです(;^ω^)





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